プロダクトマネージャー  近藤 健太郎

2023/11/27

  • #チーム
  • #テック
  • #プロジェクト

Hexabaseというプロダクトが、日本、そして世界で、当たり前に使われるようにしたい

プロダクトマネージャー 近藤 健太郎

SHARE

株式会社豊國は安心と安全の継続的な提供と、新しいことへのチャレンジをミッションに、各種航海計器類の販売・修理を手がけています。船舶という陸地から離れた遠隔地サポートを実現できるシステムをHexabaseを軸に構築しました。今回は本案件について、プロジェクトマネージャーである近藤さんに話を伺いました。

近藤 健太郎

Kentaro Kondo

プロダクトマネージャー 近藤 健太郎

2006年にソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタート。その後起業に伴うスタートアップのシステム開発支援に従事。スタートアップのエコシステム実現を目指す。2022年にHexabaseにジョインし、プロダクトマネージャーを担当。

3ヶ月で3アプリを立ち上げる高速開発

案件の概要について教えてください

クライアントは広島県呉市にある株式会社豊国様になります。船舶向けの機器卸売りや、その管理を提供されています。今回の案件では2つの目的がありました。

  • ブランディング強化
  • 機器サポートをスムーズに

プロジェクトのタイムラインについて教えてください

プロジェクト自体は2023年3月下旬からはじまって、6月末でベータ版を使ってもらっています。だいたい3ヶ月でできあがったプロジェクトになります。

プロジェクトの体制について教えてください

問い合わせ管理用のWebアプリはHexabaseをよく知ってくれているパートナー企業にお願いしています。あとはHexabaseのオフショアメンバー、デザイナーの方などです。私は全体のアーキテクチャを把握しつつ、PMとして入っています。

短期間の割にプレイヤーが多いですが、コミュニケーション上の工夫はありましたか?

Webアプリとモバイルアプリがあるので、それをどうHexabaseのデータベースを介してつながるか、その辺りをドキュメントやFigmaを通じて、ていねいに説明しました。認識の整合性を取るのが大事だったと思います。

実施した内容について教えてください

今回は要件を請けて、以下の開発を行っています。

  • コーポレートサイトの刷新
  • お問い合わせ管理システムの開発
    • モバイルアプリ
    • 問い合わせ管理アプリ

モバイルアプリはどういったものですか?

モバイルアプリは機器にあるQRコードを読み込むと、名称や機器の詳細がみられるものです。詳細情報の中に問い合わせのボタンがあって、すぐにチャット形式で問い合わせができます。このアプリはFlutterで開発しています。

問い合わせ管理アプリはどういったものですか?

そのモバイルアプリの問い合わせを受けて、回答するためのアプリになります。こちらはNext.jsで開発したWebアプリです。

豊国様のスタッフの方が利用する想定で、モバイルアプリから届いた問い合わせに対してカテゴリーやステータスなどの情報を追加できます。そして、問い合わせ1つずつに対して、チャット形式で回答できます。

アーキテクチャは下の図のようになります。

データベース参照がHexabaseらしい使い方

案件全体において、工夫したポイントについて教えてください

今回はHexabaseのリアルタイム通知機能を使って、チャットを実現しています。Hexabaseのデータストアに対するコメント機能を使って、チャットの通知を受け取っています。

QRコードとの連携はどう行っているのですか?

これはHexabase側にあるユニークなIDを使って、QRコードを生成しています。それを製造時に印刷してもらって、機器に貼り付けてもらいます。

今回利用したHexabaseの機能は何ですか?

今回は認証とデータストア、機器画像の管理でファイルストレージを使っています。あとは先ほどのリアルタイム通知機能があります。あとは問い合わせを受けたときのメール送信部分で、アクションスクリプトを利用しています。他、チャットの問い合わせ状況を管理するのにHexabaseのステータス管理を用いています。

Hexabaseを使う上での工夫したポイントはありますか?

今回は割とスタンダードな使い方だったと思います。コツとしては、データベース参照と正規化が大事になってくると思います。データベース参照をうまく使うと、Hexabaseらしい使い方ができるかなと思います。

プロジェクトを振り返って…

苦労したポイントはありますか?

今回、初の実績ということもあって、チャット部分の実装が苦労しました。Hexabaseの通知部分はMicrosoft AzureのSignalRを使っていますが、切断時の再接続処理などはお任せできるので、そうした面での実装はお任せできたのは良かったです。

モバイルアプリについては、とにかくシンプルであることにこだわりました。らくらくホンくらいのイメージです。問い合わせ管理用のアプリについては、多くの問い合わせがきても管理しやすいようなUIに務めています。

プロジェクト全体の感想を聞かせてください

結構疲れましたね(笑)。立場やロールが異なる人たちが集まって、3ヶ月で3つのアプリを形にするスピード感が大変でした。とはいえ、Hexabaseを使っていると、APIベースで支持できるのが利点です。新しく作る訳ではないので、Hexabaseを理解していれば支持を受ける側も分かりやすいと感じます。

あとはFigmaベースで情報を共有したのも良かったと思っています。

今後の予定について教えてください

これは未定ですが、ChatGPTなどを取り入れることで、サポートの省力化が実現できないか提案しています。

Hexabaseは今後も株式会社豊国様のビジネス拡大をサポートしていきます。

list

コラム一覧